“ノクサスは恐ろしい評判を持つ強大な帝国だ。その国境の外にいる者にとっては、ノクサスは残酷な拡張主義を掲げる脅威であるが、その軍国主義の内側を覗けば、武勇と才能に敬意を払い、それを育てようとする、類稀な開かれた社会を目にすることになる。彼らはかつて凶暴な略奪の文化を持っていたが、今では帝国の中心に位置する古代都市を占領したことにより状況は変わった。四面楚歌にも等しい状態になったことで、彼らは積極的に外敵に戦いを挑むようになり、年々その領土を拡張してきた。この生存闘争が、ノクサス人を何よりも力を重んじる誇り高き民族へと変えた。ただし、その力は様々な異なるやり方で具現化される。社会的な地位や出自、出身、裕福さなどに関係なく、その適性を示すことさえできれば、誰であろうとノクサスの中で権力と人々の尊敬を手にすることができるのだ。”
強さの原理 物語 · 読了時間およそ21分
スウェインとダリウスが登場します
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/dev diary: ノクサスに生きる
「悪の帝国」という印象の強いノクサスですが、それだけではないのです。力さえあれば生まれを問わず受け入れる多様性。デマーシアだったら排斥されていたであろう魔法使いも、ノクサスでなら「力の持ち主」として受け入れられるでしょう。
大帝国ノクサス。以前記事:ノクサスの血とピルトーヴァーの地図で紹介したのですが公式ユニバース「メダルダ家の宝」では広い範囲にノクサスの紋章が押されています。これだけの地域をノクサスが支配しているわけです。
ノクサスの首都にはイモータル・バスティオンという要塞があります。いえ、イモータル・バスティオンが先にあり、そこにノクサスができたというのが正しいのです。イモータル・バスティオンを作ったのはモルデカイザーでして、暴君モルデカイザーを周辺の蛮族達が倒したことがノクサスの始まりでした。もともとはモルデカイザーがアンデッドとして復活するため必要な自らの骨を守るために作ったものなんです。結局その骨は盗まれ、ブレスドアイル(後にシャドウアイルとなる在りし日の楽園)で封印され、シャドウアイルという『アンデッドの天国』が生まれたときモルデカイザーは解き放たれたという物語があります。(モルデカイザー-バイオグラフィー)
ノクサスはかつてボラム・ダークウィルという皇帝によって率いられていたのですがこの男、ルブランにそそのかされ死にたくないと寿命を延ばさねばという強迫観念にかられ、結局はスウェインの手で命を落とすことになります。そして帝国を掌握したスウェインは新たな統治体制を作りました。
誰か1人だけの独裁ではなく、3人のリーダーによって国を支配するという「トリファリックス」。3人のリーダーはそれぞれ、ノクサスの「強さの3つの原理」を体現しています。「予見」のスウェイン、「力」のダリウス、そして「狡智」は不明です。
ノクサスのショートストーリー「強さの原理」では「狡智」を司る3人目に対してほんのわずかなヒントが与えられています。「顔なし」としか呼ばれていないこと、ローブを着込んで全身はわからず、仮面で顔を隠す。女性かもしれないと語り手が思った程度。つまり言い換えると、ちんぷんかんぷんという事です。このストーリーの主役であるアリッサもLeague of Legendsらしい強い女性でカッコいいんですよ。
(追記:コメント頂きました。「3人目は恐らくルブランではないかと言われています」確かにこの「何が何だかさっぱりわからない」「女性?」という点ピッタリ合致しますね……! コメント感謝します!)
あと私がこのショートストーリーで凄く好きなのがこの段落でした。(引用です)
”アリッサは像を見上げた。古代ヴァロラン文化では死を二元的なものとして解釈しており、平和な死を羊に、暴力的な死を狼に喩(たと)えてきた。そしてノクサスでは後者のほうがより荘厳に、そして盛大に称えられた。自宅の寝床で平和に息を引き取るというのは、武力を権威とする帝国にあって褒められたことではないのだ。”
ええ、そうです。これ明らかにキンドレッドじゃないですか! 一つの世界観を共有した物語で、一見関係ないようなキャラクターの物語に他のキャラクター、共通する地名が出てくる。こういうのが大好きなんですよ私は。
ノクサスがアイオニアに侵攻し、一度失敗に終わったという話はアイオニア関連の多くのチャンピオンの物語で語られていますが、ノクサスが戦争を仕掛けたのはアイオニアだけではありません。シュリーマやらフレヨルドにまで手を伸ばしています。
逆らう者には容赦はしないノクサスですが、帝国の支配を受け入れるという代償を払った者には現地と同化し、新たな文化を築くこともあります。北シュリーマのいくつかの都市が代表例です。
ノクサスは力がすべてと言いましたが、それは腕力だけではありません。商才や政治力、魔法の力で受け入れられる者もいます。
多様性の帝国は軍も多様性に溢れています。数百の戦団がそれぞれ固有の文化を持つというのです。その中でもエリート中のエリートがトリファリアン・レギオンというダリウス率いる最高の精鋭達。彼の部隊に入れるなら何でもするという者も多いといいます。
またノクサスにはウォーメーソンという部隊が存在します。帝国拡大の為に建築技術を活かす偵察者。ウォーメーソンの一人は以前記事で紹介しました(記事:ノクサスの血とピルトーヴァーの地図)。他国はノクサス帝国がウォーメーソンというスパイを擁していることは知っていても、彼らが二人一組で行動しているというのは知られていないようですね。
多様性の帝国。これはデマーシアと比較すると様々な面で対極なのがわかります。デマーシアが統一された強さであるならば、ノクサスは多様性からなる強さ。豊かな土地を防衛する小国デマーシアと、貧しい土地ゆえに他国に侵略し拡大した大帝国ノクサス。デマーシアでは魔法は追放され、ノクサスでは魔法は力として受け入れられる。
/dev diaryのストーリー担当はこう言いました。一度ノクサスがアイオニアから撤退したとして、今ピルトーヴァー/ゾウンに対して中立を保っているとして、それは永遠ではないだろうと。全てを手に入れようとする帝国がどのような結末を迎えるか、全ては神のみぞ知ることなのです。
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多地域に領域を広げていってます。フィクションにおける帝国は全方位に喧嘩を売っていかないと気が済まないのでしょうか。それとも因果が逆でそういう行為をするから「帝国」と呼ばれるのでしょうか。
コメント
3人目は恐らくルブランではないかと言われています
コメントありがとうございます。記事に追記させていただきました。
言われてから「この『正体不明』で『裏から操っている』感じ、さらには『女性かも?』という印象、何故言われるまで気づかなかったんだ!」と思いました。
私もまだまだですね……。一人では考察に限界もあるのでこういった情報は歓迎です。
変なプレッシャーになってしまったらスミマセン。
lolブログは新しく出来ては更新途絶え…というのを繰り返し見ているので、楽しく読んでるよ~というのを伝えたくコメントします。
動画やバイオ等の資料と管理人さんの所感が丁寧にまとめられていて大好きなブログです!
楽しみにしているのでぜひ続けてください!
コメントありがとうございます。励みになります。上手い言葉が思いつかないのですが、とにかくとても嬉しいです。
これからも更新続けていく予定ですので楽しんでいただけたら幸いです。